《S-PULSE》 J1 第22節 清水対川崎
強い心、勝利への姿勢。それが大事。
■Jリーグ ディビジョン1 第22節
清水エスパルス 3-2 川崎フロンターレ
得点:
前半22分 ジュニーニョ
前半29分 マルキーニョス
後半10分 我那覇
後半37分 杉山
後半43分 高木和
前節、熊谷で、絵に描いたような大逆転負けを目の前で見せつけられた筆者ですが、
その翌週の日本平での、あまりに劇的な逆転劇、そして久々の勝利を目にして、
すこし混乱しております。
さて、試合ですが、森岡が3試合の出場停止ということで和道を下げて、
ボランチはテルと、浩太の組み合わせ。
FWは、マルキーニョスとチョジェジン。スタメンでは初の組み合わせ。
右がユキヒコ、左は兵働と、前節大宮戦と同じ組み合わせ。
(何気に、この2人が前節は点を獲ったんだな…。と、ふと思い出す。)
好調、川崎に押し込まれるものの、
エスパルスも浩太が復帰して中盤が活性化したこともあり、
CKなどのチャンスを得るなど、なかなかの立ち上がりを見せる。
ところが、好事魔多し。
22分、マイボールのCKを川崎GK相澤にキャッチされると、そのままつながれて
あっというまに、快速FWジュニーニョにボールが渡る。
エスパのCKという時は、
和道or俊秀のいずれか、または両方がゴール前に参戦しているため、
どうしても守備が手薄になるのだが、このときはまさにその欠点を突かれ
ジュニーニョの前には、もう西部しかいないという状況。
西部、なんとかボールを抑えようと身を乗り出すが、
あっさりとかわされて、無人のゴールを揺らされ、0-1。先制を許してしまう。
ただし、今日のエスパは、1点のビハインドでおたおたしなかった。
(結果的に言えば、ビハインドに混乱しなかったのが、
この試合を最後にモノにできた要因だが、
まだ、この時点では知る由もなく。)
28分、相手ゴール前やや左でマルキーニョスが得たFK。
FKから右にチョコンと出したボールを、
マルキーニョスが豪快にフロンターレゴール右隅に叩き込み、1-1。
同点として、前半を終えた。
後半も、攻撃力に勝るフロンターレに押され気味となり、
ついに、左サイドのアウグストからの早いクロスを、我那覇に合わされ、
1-2。またも先手を許してしまう。
いつもの清水なら、ここからはひたすらロングボールを放り込むのだが、
テル、浩太がなんとかうまくサイドにボールを散らすべく、動き回って、
押し込まれて入るものの、川崎に次の1点を与えない。
ただ、だからといって攻撃が好転するわけでもなく、
若干、こう着状態に入りかけた74分、
いつもは交代が遅い感のある長谷川監督が、この日は先に動く。
(この試合の分水嶺は、この交代劇だったと思う。)
20 佐藤由紀彦 → 10 澤登正朗
3 山西尊裕 → 9 北嶋秀朗
健太が、4バックを捨てて、攻撃に厚みを持たせるという明確なメッセージを表した。
由紀彦自身の出来は悪くなかったと思う。
森岡がいない状況で、西部にもしっかり声をかけていたし、
勝ちたいという思いも感じ取れたと思う。
ただ、どうしても市川とかぶってしまうシーンが見受けられたこと、
由紀彦自身、中央よりも右にいることが多く、
中央でボールをケアしたいという考えもあっての戦術的な交代だったと思う。
ここから、エスパルスがボールを支配する時間が長くなり、
ついに82分、中央、テルから出たボールをノボリがスルーパス。
いつの間にか最前線にまで飛び出してきていた浩太がペナルティエリア内で反応。
相手DFと競りながらも、きっちりと蹴りこんで、2-2。同点。
ここで、完全に攻守は逆転。
最後は88分、兵働の右CKは一旦はクリアされるが、
再度、イチ→兵働とつないで兵働がクロス。
CKのために上がっていた和道がファーでこのボールに飛び込んで、3-2。
ついに、最後の最後で、ゲームをひっくり返すことに成功!
3分のロスタイム。
相手陣のコーナー付近で時間稼ぎをしなければならないのは悲しいことだが
今のエスパルスにとっては、プライドを捨ててでも現実を直視し、
勝ち点3を挙げることが最優先。
贅沢なんか言っていられない。
とにもかくにも、3分のロスタイムを潜り抜け、
リーグ戦では7月9日の対神戸戦以来、
ホーム日本平では5月28日のナビスコ杯対C大阪戦以来の勝利をもぎ取った。
いやぁ、ほんとに、久しぶりに、きれいな花火を見ました。
ただ、これで安心してはいけないわけで。
順位は13位だが、22節を終わっての順位は…
13位 清水 勝ち点25 得失点差±0
14位 柏 勝ち点24 得失点差-1
15位 FC東京 勝ち点23 得失点差-3
16位 東京V 勝ち点23 得失点差-23
17位 大分 勝ち点19 得失点差-13
18位 神戸 勝ち点19 得失点差-17
ちょっとでも気を抜けばあっという間に降格ゾーン。
次は、眼下の敵、15位FC東京。
ジェジンが累積で出場停止だが、日本平で喫した敗戦の借りをきっちり返して
降格ゾーンからの脱出と、今年リーグ戦初の連勝を狙え!
さて、試合中、むっとしたことを最後に…。
静岡からのシャトルバスが久能街道の大渋滞に巻き込まれ
スタジアムについてみれば、もはやホーム側のAゾーンは「満」表示。
しょうがないからアウェイ側に行きましたよ。
多少のフロンターレサポの家族連れがいましたが、
それは覚悟の上ですし、むしろ微笑ましいことだと思っていましたが、
むっとしたことが一つ。
中学生だか、小学生だか知らないが、
あきらかにフロンターレサポではない、地元の人間と思しき若者がおりまして、
「ジュビロの途中経過は?」「ジュニーニョ、はえ~」
「(兵働を見て)13番って誰?」「(エスパが逆転するなり)むかつく~」
今日は、今のエスパルスの戦いぶりを目に焼き付けようと、
努めて冷静に、試合に集中しようと思い、その場は我慢しましたが、
本当に不快な思いをさせられました。
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